2012年2月27日月曜日

フィンランドで衰退したノルディックウォーキング

ノルディックウォーキングは誰もが「フィンランド発祥」とうたう。しかし残念ながらフィンランドでは今日すでに衰退しほとんど取り組まれていないという現状があることを皆様はご存知だろうか?
それは下記のデーターで証明される。


その衰退原因は、ポール先端のアイスピック状の金属突起にある。写真の各メーカーによる鋭い金属爪は何のためにあるのか? これを路面に突き刺し固定し、強い推進力を得るアイスピック・テクニックとも言うべき運動だ。これを振りまわされると周囲にとって非常に危険で、またアスファルトを突き刺すというのはスポーツマン・シップにもとる行為だから、それが社会から非難され嫌われるのである。

今日までそれを解決するためにさまざまなアスファルト専用パッドが開発されてきた。が、そのどれもが摩擦力に劣り、先のアイスピック・テクニックのような推進力を獲得することが出来ない。このためフィンランドでは衰退の一途をたどったのではないかと考えられる。EXEL社も、REEBOK社との提携で米国市場進出を図ったのであるが、製造物責任法の危険性問題で撤収するという、戦略的失敗で衰退するに至った。衰退したのはドイツもオランダ市場も同様である。(上記googleのデーター検索にて「nordic walking」をキーワードにして証明される。)




一方日本はノルディックウォーク後進国のため、これから流行すると考える人が多い。また、ストックそのものを杖のように使い、言わばリハビリ歩行として考えたり、介護予防として取り組む組織もある。 それはそれとして「ストック歩行」の一種であり、立派な目的がある。だがそれはノルディックウォーキングという言葉とは無縁であって、運動効果がまったく異なるムーブメントなのであるから、例えば「バランス・ウォーキング」などとしてしっかり区別する必要があるだろう。

ノルディックウォーキングというからには、使うポールは本来のアイスピック・テクニックに劣らない推進力が望ましい。そのためのストックの改良・進化が望まれている。私ウエルネスウォーカーは、ワンウエイクラッチ内蔵の、一方向のみ回転する、車輪を先端に装備する具体的設計を提案しているところであり、それはノルディックウォーキングはもちろんのこと、バランス・ウォーキングにも使える、全種目合致方のストック歩行全般に資するスポーツギアであります。






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