2012年7月26日木曜日

大阪市住吉区帝塚山 健康科学・所長の引き出し

2012/07/16

図解編5 『健康回復と健康増進それぞれの歩行整体』

当研究所では20年以上にわたって、
治療補助として歩行療法を実践指導していますが、
09年からはストック状のポールを持つ4足歩行も加え、
2足と4足とを使い分ける「歩行整体」を開発。
前回は『なぜ2足と4足の歩行を使い分けるの』でした。
http://goo.gl/yT5aX
●図解編5『健康回復と健康増進それぞれの歩行整体』
今回は、目的別の歩行整体について解説しましょう。
毎週月曜に万代池公園で「整体歩行の会」を実施していますが、
始めてから2年半たちました。写真1
2012年7月2日0068











2年半というのは、体の全細胞が入れ替わる周期ですから、
初めから参加している方で習慣づけている人は、
同一人物でありながら別人になっているわけです。
深い意味がありますが、分かる人にはピンときたはずです。
(健康回復と健康増進の違い)
当初の参加者は、健康増進目的の方が多かったのですが、
現在は、健康回復目的の方がほとんどです。
同じ四足歩行でも健康増進目的の方は、
歩き方が分かれば、歩行の会に来る必要はないので、
ふだんは、それぞれ一人で歩かれています。
そういう理由で、健康回復目的の方が多いです。
ここで、健康回復と健康増進の違いをおさらいしましょう。図1
セミナー歩行整体.jtdの画像









健康回復とは目標がマイナス状態から0に戻すこと。
一方、健康増進とは0からプラスに進めることです。
私は、全部ひっくるめて健康化と呼んでいます。
(健康維持増進のための歩行整体)
健康維持増進目的の場合は、
歩行整体は付加価値の高いウォーキングとして、
ダイエットや体力アップの運動として行われています。
指導は、フォームのチェックと肩甲骨と丹田の使い方、
週に4回以上40分歩行を実践してもらうようアドバイスします。
だから、比較的短期間で終了してしまうのです。
(健康回復のための歩行整体)
ところが、健康回復目的の人達はそうはいきません。
理由は、マイナススタートなので立ち位置が違うからです。
すでにひざ、股関節、肩、腰、足首の痛みなど、
また、胃腸、腎臓、心臓の慢性病や、パーキンソン、うつなど、
人によっては0地点は遙か遠いという状態からのスタートとなります。
ですから、指導は全く変わります。
現実的にリハビリとして歩行を生かすという感じです。
このレベルの人がすぐに整体できるわけではありませんが、
徐々にステップアップしていくことは可能です。
治療と併用の場合も少なくありません。指導中写真2
2012年7月2日0023











(気持ちよく歩くことがコツ)
みんなに共通することが一つだけあります。
健康増進目的であれ、健康回復目的であれ、
希望を持って気分良く歩くことです。
 
今は痛みなどがありマイナス状態でも、
楽しみながら歩く人は良くなる可能性があります。
さらに、より健康的な姿をイメージできる人はさらに良くなります。
現状はともかく、より健康的な体を手に入れることは可能です。
2年半で体の全細胞は入れ替わるのですから。写真3
2012年7月2日0054








 


(年代別アドバイス)
80代の人は4足歩行で転倒予防しながら足腰の衰えを先送りしましょう。写真4 
2012年7月2日0012











70代の人は歩行整体により老化を遅らせ希望を持って生きましょう。写真5
2012年7月2日0056











50~60代の人は、歩行整体で10歳若返ることを目標にしましょう。写真6
2012年4月23日0032











40代の人は、体のゆがみを取り病気の予防をしましょう。写真7
2012年4月23日0045











次回は「どのくらい歩けばよいのか」についてです。
                       
【ポイント】 
中年からの健康と若返りに欠かせないのが歩行整体。 
●歩行整体ブログ
http://goo.gl/RsoLu 

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