2012年4月2日月曜日

健康科学・所長の引き出し

 歩行整体 図解編2  『質の悪い歩行と質の良い歩行』

 前回は『歩行整体で「むちうち」が治った!体験記』でした。
http://goo.gl/wyfYl

●第41話『図解、歩行整体2』
前回は体験記でお休みしましたが、
図解、歩行整体を再開します。
(質の悪い歩行とは)
 
さっそくですが、歩行の質について考えたことはあるでしょうか?
じつは、同じ時間を歩いても歩行の質によって結果は正反対となることがあります。
質の悪い歩行は身体が本来持っている矯正力を生かせない歩行をいいます。
質の悪い歩行になる原因
・歩行量の不足(運動不足とはかぎらない)
・歩行姿勢(だらだら歩き等)
・正しい歩行を邪魔する履き物
たとえばハイヒールの場合、
踵からつま先への体重移動がうまくいかず、
重心が前に姿勢も前のめりになるので、
バランスをとろうとして背中を反らします。
その結果、身体のあちこちにストレスが溜まります。
これでは、もし1万歩歩いても健康にはなりません。
もうひとつは歩行不足です。
日頃、移動は車や自転車ばかりというひとや、
だらだら歩きの歩行量不足の人は、
足や体幹の筋力が弱く骨盤がもつ矯正力を働かすことができません。
このような質の悪い歩行では、
歩行が持つ偉大な力をうまく生かせないのが残念です。
(質の良い歩行とは)
一方、質の良い歩行とは、
身体に備わっている自己矯正力を引き出す歩行をいいます。
具体的には、
・骨盤の関節や股関節が柔らかく動く
・体重移動がスムーズに運ぶ
・歩幅が広く下半身から体幹の各関節がしっかり連動する
・周りから観てもさっそうとした姿である
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(骨盤は身体に仕組まれた矯正装置)
骨盤は、現代医学ではその機能の重要性は理解されていませんが、
代替医療の世界では早くからその機能について知られています。
質の良い歩行を行えば、
骨盤後方の左右にある仙腸関節と前方の恥骨結合が正常化します。
また、股関節の潤滑が改善し滑らかな動きになります。
そして、骨盤の動きが正常化すると、
周りの骨格パーツに次々と効果が波及していきます。
股関節から膝や足首などの下肢、
腰椎、胸椎、頚椎などの背骨や胸郭などの体幹部、
肩関節や手などの上肢、
このように、効果が波及していき、やがて全身が整体されます。
つまり、質の良い歩行とは骨盤の機能を生かした歩行なのです。
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【ポイント】
質の良い歩行は骨盤力を最大限に生かした歩くこと。
これが歩行整体の本質だ。  
●歩行整体ブログ
http://goo.gl/RsoLu  

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