2010年7月23日金曜日

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健康科学・所長の引き出し
ミッションは人類健康化の水先案内人。ロハスな健康水先案内人/ホリスティック整体師、岡田宰治(岡田さいじ)が語る治療と健康のツボ
●専門は(むちうち)など交通事故治療を行っています。【交通事故治療協会指定】

2010/07/05真健康法!
歩行整体 その13『整体する歩き方4つのポイント』

真健康法!歩行整体  

 〈歩行整体とは〉
 ・各種代替医療と併用すると相乗効果が大きい最良の運動療法。
 ・体や心の歪みを直し、数多くの病気を予防するために最適な健康法。
 ・多くの病気を自分で癒せる最高の自己治療法。

 前回は『立ち姿勢9つのチェックポイント』というお話しでした。
 今回は整体するための正しい歩き方4つのポイントを説明します。

 ●その13『整体する歩き方4つのポイント』
 (歩行整体では歩く姿勢がとても重要)

 前回は立ち姿勢9つのチェックポイントを説明しましたが、
 実際に歩くとなると、そんなにたくさんのポイントはチェックできませんし、
 立ち姿勢と動きながらの姿勢のチェックポイントは当然変わります。

 歩きながら整体していくためには、いくつかのルールを守る必要があります。
 どんな格好で歩いていても整体できるわけではないのです。
 整体すべき姿勢で歩きつづけることで、自然と整体されていくわけです。

 「金哲彦のランニングメソッド」という本の中に、
 ランニングに際して意識すべき3つの部位ということが書かれています。
 そのポイントとは、肩甲骨、骨盤、丹田ですが、
 私は、市民ランナーでもありますので実際3つの部位を意識しながら走ってみました。
 すると、バランスが向上し自然とスピードが上がったのです。
 歩行整体の効果を上げるうえで、この教えは大いに参考になりました。
 
 いままで、歩行に際して自分でチェックしていたポイントは、
 下腹部にある丹田、つぎに骨盤、足先の3箇所でしたが、上の経験から肩甲骨も加えました。
 その結果、金哲彦氏の3つのポイントと似てきましたが、
 ほぼ同じと結論になったということは、より真理に近づいたのだろうと考えています。

 それでは、4つのポイントを簡単に説明していきましょう。

 (おへその下、丹田)

 丹田は、おへそのやや下にあります。 
 瞑想などで腹式呼吸を行うときには必ず出てくる場所ですが、
 人体のエネルギーの流れという観点でも重要なところです。

 歩きながらここを意識し力を入れるわけですが、
 ふだん、意識されていない人にとっては分かりにくい場所かと思います。
 では、どうやって意識し力を入れるのかを説明しましょう。

 丹田は、歩きながら、チェックできるポイントです。
 はじめのうちは、1kmに1回ぐらいチェックするのがよいでしょう。

 チェックの仕方は、風船をふくらませるような要領で行います。
 口をすぼめて、ほっぺたを膨らませながらフゥーッと3秒ぐらいで息を吐くのです。
 すると、自然に下腹部に力が入り、ただちに前後の姿勢が矯正されます。
 今まで変な癖がついている場合は、姿勢が急に変わる感じがしますが、
 これが正しい姿勢ですので、しょっちゅうチェックしてください。
 
 そして、正常な姿勢になると、
 ズボンが前からも後ろからも横からも均等に締め付け感が軽くなり、
 または、ウエストが全体にほっそりと引き締まったような感覚が得られます。
 実際、体幹全体が引き締まりますのでウエストが細くなります。
  
 たまに、ずっとお腹に力を入れるのですかという質問がありますが、
 答は、はじめは力を入れるのですが、姿勢が正されれば意識する必要はありません。
 力を入れ続けるというより、姿勢が変われば固めるという感じで無理なく力が入るのです。
  
 (骨盤)

 「ゆるみ腰」や「締まり腰」など、骨盤の後ろ側にある仙腸関節の動きが悪いと、
 腰が引けてしまい、しっかりと腰を入れて歩くことができなくなります。
 歩きながら骨盤を意識するのに一番よい方法は、
 だれかに骨盤を後ろから押してもらいながら、少しの間併行してもらう方法です。
 少し難しいのですが、これをやると骨盤から歩くという意味が腑に落ちます。
 よくある勘違いですが、のけ反って歩くのとは違いますよ。

 実際、骨盤から歩くという意味が腑に落ちていない段階では、
 なかなか本来の歩行整体という域にはたどりつけません。
 とくに、運動不足の人は骨盤が硬くなっていますので、
 腰が引けたような姿勢か、お腹を突き出したような姿勢の歩き方になります。
 急には無理ですが、コツコツやっていると骨盤が正常になってきます。

 骨盤のチェック方法は、
 はじめのうちは歩く前と歩行終了後に歩行をストップしてポールを置き、
 ひざを使わずに真上にぴょんぴょん跳んでみて下さい。
 その時に、体が曲がらず一本の棒のように伸びる感覚があればオーケーです。

 それ以外の方法では、
 両手に持ったポールでバランスをとりながら、
 足を前後に大きく開いて体重をゆっくりと前足にかける骨盤股関節体操がよいでしょう。
 この時、足を前に出せばふらふらする側の回数を2対1ぐらいに増やして行って下さい。
 一回5秒以上で行って下さい。これは、骨盤の矯正体操としても有効です。
 
 骨盤の関節が正常な動きになれば、
 骨盤から始動して歩き出す感覚が得られるでしょう。
 骨盤から動き出して、直後に足が前に出るような感覚がすればグッドです。
 なかなか急には無理でしょうが、正常化の方向に向かうことが大事です。
 あせらず、根気よくつづけましょう。
 
 次回は、足先と肩甲骨のチェックについて解説予定です。お楽しみに。

 --【今回のポイント】-------------- 
 前は丹田、後ろは骨盤これが歩行整体中の最重要チェックポイントだ。
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