2010年5月6日木曜日

ストック歩行<歩行整体






--【今回のポイント】------------------
歩行整体は、どの年代の人でも行える時間効率の良い運動療法。
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「健康科学・所長の引き出し」ミッションは人類健康化の水先案内人。
ロハスな健康水先案内人/ホリスティック整体師、岡田宰治(岡田さいじ)が語る治療と健康のツボ。

真健康法!歩行整体 ●その10『健康回復歩行のススメ』2

〈歩行整体とは〉
・各種代替医療と併用すると相乗効果が大きい最良の運動療法。
・体や心の歪みを直し、数多くの病気を予防するために最適な健康法。
・多くの病気を自分で癒せる最高の自己治療法。

●その10『健康回復歩行のススメ』2

前回は『健康回復歩行のススメ』というお話しでした。
今回は年代別「健康回復組」の指針についてお話しします。

(健康回復組の指針・70代~)

現在、整体歩行の会に集われている「健康回復組」の主力は70代~の人達です。
前回、健康増進目的ではなく健康回復目的の場合は、
ポールを持って行うリハビリ歩行法なので、
マイナスの状態からゼロに向かう旅となり長い道のりとなるといいました。

この人達は、関節の痛み、体力や柔軟性の低下などが立ちはだかり、
そちらの対策も平行して行う必要性があるという話もしました。
具体的には、痛みの治療や介護予防運動など機能訓練の併用などです。

4つ足歩行といっても、両手に持つポールは杖代わり、
といった意味合いの人の割合が高く、現実は「歩行整体」以前の段階となります。
痛みを治したり関節の動きをある程度改善させて、
どうしても「介護保険のお世話にならなくてもいいように頑張りましょう」
というようなアドバイスになってしまいます。

一方、この年代でも元気な人達は「健康増進組」として若々しく歩かれています。
たいていは、整体歩行の会に2~3回参加された後、ご自分で継続されています。
(健康回復組の指針・50~60代)

つづいて、もう少し下の年代の人達についてお話ししましょう。
現在、70代~に続いて多いのが50~60代です。

この世代は、おおむね関節の変形や痛みなどの症状の程度が軽く、
はたから見ているとリハビリ歩行というよりも、
何かのトレーニングといった感じに見えます。

ですから、マイナスからの出発とはいえ、
プラスマイナスゼロまで戻す期間は比較的短期間ですみます。
実際、ひざや腰の痛みなど運動器系統の障害程度は軽いのですが、
太りすぎや糖尿などの生活習慣病、うつなどの精神的なものの割合が高く、
外見は健康そうに見えても、内面に問題を抱えているケースが多いです。

治療の必要性は、我々運動器系統の専門家の場合は、
超音波など理学療法機器による電気治療、鍼灸、吸い玉療法をはじめ、
関節の整復術、マッサージやストレッチなど運動療法の他、
筋力や柔軟性アップのためのトレーニング法の指導が中心になります。
また、悩みの相談や食事指導も行う必要があります。

この年代の人達は、ポールを杖代わりには使いません。
むしろ、そのように見られることへの反発心が強いので、
スポーティなポールを持ち、かっこよく歩きたいわけです。
ですから、はじめは健康回復組であっても、一定の期間を経て、
症状の軽減や検査数値の正常化など、ゼロ地点まで戻りしだい、
今度は健康増進組に変わります。多くは最初からその予備軍です。
歩行整体をはじめてから結果が早く現れる人達ですので、
一番アドバイスのし甲斐があります。 
(健康回復組の指針・~40代)

この年代は、働き盛りで基本的には元気ですが疲れています。
忙しさと運動不足がたたって柔軟性や筋力が低下していますし、
太りすぎや一見痩せているように見えても隠れ肥満の人が多いです。

忙しさによる心労や運動不足から、腰痛、首肩から背部痛など、
慢性の症状を訴えているケースが多いのが特徴です。
それらに対しては治療が必要なことは言うまでもありませんが、
歩行整体が一番よく効く年代であることは確かです。
歩行整体は、骨盤や股関節、背骨などの骨格が一番顕著に効果が現れます。
それに前後して、その周りの筋肉のコリなど軟部組織も柔らかくなります。
さらに、ドーパミンなどの影響でポジティブ思考となり心労も軽くなり、
歩くことで心のリセットができ、やる気が湧いてきます。

この人達が歩行整体をはじめると、
良いことずくめで、時間効率よく体と心をリフレッシュできるのです。
何も毎日する必要もありません。週最低2回できれば3回、
1回30分以上、ポールを持って四つ足歩行で楽しく歩けばいいのです。
たったそれだけの時間投資で数ヶ月以内に元気復活するのです。
不健康でうだうだ言っていても、あっという間に数ヶ月は過ぎ去ります。
始めるかどうかで、人生が変わるといっても過言ではないでしょう。
そして、歩行整体だけでは物足りなくなったら、
ランニングでも、好きなスポーツ、何でも出来るようになりますよ。

(まとめ)

70代~の人はムリは禁物ですが歩行整体により老化を先延ばしできます。
50~60代の人は、歩行整体で若々しく10歳若返ることを目標にして下さい。
40代の人は、心と体のゆがみやストレスを吹き飛ばしてリフレッシュしましょう。
どの年代の人でも行えるのがポールを使った四つ足歩行、歩行整体です。

--【今回のポイント】-------------- 
歩行整体は、どの年代の人でも行える時間効率の良い運動療法。
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◆【次回歩行整体セミナーのお知らせ】
・日時 5月22日()午後1時~2時半〈参加費1000円〉
・場所 当研究所にて 
・参加希望の方は事前にご連絡下さい。
『整体歩行の会』は毎週月曜15時~万代池公園にて開催しています〈参加無料〉

●歩行整体バックナンバー

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