2010年1月19日火曜日

『人類健康化の水先案内人』ポールウォーキング研究(つづき)



健康科学・所長の引き出し(つづき)(2010/01/18)
●その5『歩行整体で整復される下半身』


***以下引用はじめ************
〈歩行整体とは〉

・各種代替医療と併用すると相乗効果が大きい最良の運動療法。
・体や心の歪みを直し、数多くの病気を予防するために最適な健康法。
・多くの病気を自分で癒せる最高の自己治療法。

●その5『歩行整体で整復される下半身』

前回、「新健康法!ポールを使った歩行整体歩行整体」というお話しでした。
今回は「歩行整体で整復される関節」について、さらに具体的に説明しましょう。

(はじめに整復される関節群)

関節の整復というのは、
ずれた関節が見た目だけ矯正されるという意味ではなく、
関節が潤滑を取り戻し関節本来の機能を復元することです。
治療で術者が患者に対して行う整復法を整復術といいますが、
歩行整体では歩くことで自力で関節を整えることができます。

歩行整体によって、はじめに整復されるのは下半身の関節群です。
ポールを使うことで、通常歩行よりも歩幅が広がる歩行整体では、
下肢をダイナミックに使えることが特徴です。

歩幅が広がることで何が起こるのかというと、
まず、足の関節が正常化するチャンスが訪れます。

歩幅が広くなると、体重移動により踵の外側よりに着地した荷重は、
足底にある縦横のアーチを通って前方に移動し親指の付け根で地面を押します。
そして、直後に足が地面から離れるという正しいプロセスになります。
これによって、足底のアーチを形成する関節群が整復され、
足底や足の甲を整え、外反母趾や内反小趾などの足の変形を予防します。

歩幅が狭いと、このメカニズムが働きにくくなります。
公園でウォーキングをしている人を観察していると、
歩幅が狭いために、このプロセスがうまく働いていない人を見かけます。
これでは、いくら歩いても足の骨格は整復されないのです。

ですから、歩幅を開く必要があるのですが、
無理に歩幅を広くしようとすると筋肉や関節に無理が生じ、
踵やひざ、股関節や腰などを痛めることになります。
ポールを使う利点の一つは、手を使うことで足の負担が軽減できること、
だから無理なく歩幅を広げることができるのです。

(整復される仙腸関節と恥骨結合)

歩幅を開くことで次に整復されるのが骨盤にある仙腸関節です。
この関節はスムーズな歩行の要ともいえる関節ですが、
歩行不足や不良姿勢、骨折・捻挫・打撲などのケガを原因として
左右の仙腸関節が正常に働かない人がかなりの割合います。
これは、我々のような骨格のプロが、歩いている姿勢を見れば一目瞭然に分かります。

何らかの障害があれば始めからきれいな姿勢で歩くことは無理ですが、
歩幅を広くとり、足先の方向が内外に歪まず、
スムーズに体重移動できるようにイメージして歩行することが大切です。
そして、仙腸関節や恥骨結合が整復されると、イメージ通りに歩けるようになります。
整復されるまでの期間は、始めの障害の程度によって千差万別ですが、
様々なスポーツや全身運動で支障がない人の場合は、短期間で整復されます。
以外なことに、自分は正常だと思っている人の多くは障害予備軍というのが現実です。

(股関節、ひざ関節も整復される)

股関節やひざ関節は、骨盤の正常化とともに整復されていきます。
通常、骨盤と股関節、股関節とひざ関節は密接な関係にあります。
なぜかというと、日常の臨床においては股関節の痛みは骨盤の整復術で正常化し、
ひざの痛みの多くは股関節の整復で治るという現実があります。
また、股関節とひざ関節の関係次第で足先の向く方向が内や外に歪みます。

ですから、先に説明したように、歩幅を広くし、足先の方向を進行方向に向け、
前方へスムーズに体重移動するイメージが大事なのです。
この歩行を継続すれば、徐々にひざや股関節のねじれも解消し整復されます。
もちろん、O脚やX脚なども正常化に向かうことはいうまでもありません。
ただし、あせっては逆に傷めることもありますので計画的にすすめることが必要です。

(そして背骨は下から整復)

このように、下半身が正常化していけば整復力は上に上がっていきます。
平らなところに置かれた植木鉢から真上に向かって伸びる茎のように、
均整の取れた骨盤の上に乗っているのが、24個の骨が連なっている背骨です。
歩行により、骨盤が整えば、平らなところに置かれた植木鉢と同じで、
上に乗っている背骨が整復され歪みは解消していく方向に向かいます。

歪みや硬くなっている背骨は、正しい歩行により一歩一歩揺らぎが与えられます。
そして、一定時間継続すれば、背骨をほぐし歪みを整復する力が働きます。
この力は、腰椎から順番に下から上に働いていき整復されていくことになります。

ここまでは、ポールを持つことで歩幅が広がるメリットを中心に説明しました。
これが従来の歩行療法が大きく進化した理由のひとつですが、
歩行整体の魅力はポールを持つことで、
直接手から上半身に作用して背中から上を整復していくことです。

つまり、足から骨盤上下方向に、手から肩上下方向に効果が波及するわけです。
次回は、ポールを持った手から、どのように全身に影響していくのかをお話しします。

 
--【今回のポイント】-------------- 
歩行整体は全身の関節を自分で整復できる人類健康化には欠かせない方法だ。  
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***以上引用おわり************

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