ノルディックウォーキング(sauvakävely)禁止は、他人事ではないぞ!!!
フィンランドでは2004年をピークに、ノルディックウォーキング(フィンランド語:sauvakävely)は、今日ただいま人気度ゼロ近くになり、8年長期連続凋落の一途をたどっている。いまやウォーキング&ジョギングのイベントでは、他者の安全を確保するためにノルディックウォーキング(sauvakävely)は禁止されている。会場ではsauvakävely kielletty! の張り紙までされる始末である。(写真参照)フィンランドはこれを回復する手段を彼らは見出すことができていないのだ。
google seach グラフ参照↓で証明される。
http://www.google.com/insights/search/#q=sauvak%C3%A4vely&geo=FI&cmpt=q
一般にはわが国でも、ノルディックウォーキングはフィンランドが発祥地ということになっており、今日未だフィンランド・ノルディックウォーク・ツアーが組まれていたり、「フィンランド発祥のノルディック・ウォークは、すべての人に有益」などと団体・組織が宣伝するが、フィンランドでは既に国民から見放されているのだ。いまやわざわざフィンランドに行っても彼ら国民の何割かが取り組んでいるということはまったくなく、ひたすら観光旅行だけで空しく帰国することとなる。
それは「ノルディックウォーキング」という言葉で世界をリードしてきたドイツ・オランダでも同じであって、鋭い金属爪のポール先端を振り上げる「グパー・テクニック」が、他者にあまりにも脅威を与えるからである。しかも、ストラップに頼ったテクニックは、人混みや市街地では非常に危険なのだ。冷静に考えれば常識的なこのことを、私ウエルネスウォーカーは一貫し警鐘を鳴らしてきたのであるが・・・。
ある団体・組織からは「アグレッシブル」などと言われる雪面から出発したポール&ストック設計も、他者に危険であることが証明された。つまり皮肉にも発祥地と言われた本家本元のフィンランドで否定されたと考えていいだろう。したがって「ノルディック」という、北欧の一地域をあらわした言葉はいまや無意味であって、既に歴史的使命を終えたのである。これからは進化を目標にしなければならない。
しかしながらこれに大きく先立つこと1986年に、我が国で発明されたこの直立四足歩行の運動効果は、運動処方としても、健康戦略としても、実に素晴らしいものであることに変わりがない。私が主張してきたのは、これからは「ストック歩行」もしくは「ストックウォーキング」あるいは「ポールウォーキング」、高齢者には「杖ウォーキング」とも言うべき「バランスウォーキング」という。より正確な言葉が使われるべきだろう。
またそれにあったポール&ストックを新たに設計しなければならないと考える。この直立四足歩行というムーブメントのために、過去の過ちは直ちに正し、新たな出発を始めることが、我が国の健康戦略に欠かせないものとなる。雪面からの発想では思考停止にならざるをえない。ウォーキング→二足歩行→直立四足歩行という進化の発想がこれからのトレンドであり、世界をリードできるムーブメントとなりうるのだ♪
-ウエルネスウォーカー記-
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