健康科学応用研究所の岡田宰治(さいじ)所長は、以前からポールウォーキングを研究なされていらっしゃいます。昨年末その内容を追加発表されましたので、ここにご紹介させていただきます。
『<新健康法>;ポールを使った歩行整体』URL:http://kenkokagaku.typepad.jp/blog/2009/12/%E6%96%B0%E5%81%A5%E5%BA%B7%E6%B3%95%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%9F%E6%AD%A9%E8%A1%8C%E6%95%B4%E4%BD%93.html
***以下引用はじめ*************
健康科学・所長の引き出し
ミッションは人類健康化の水先案内人。ロハスな健康水先案内人/ホリスティック整体師、岡田宰治(さいじ)が語る治療と健康のツボ
【1】治療と健康のツボ
〈歩行整体とは〉
・各種代替医療と併用すると相乗効果が大きい最良の運動療法。
・体や心の歪みを直し、数多くの病気を予防するために最適な健康法。
・多くの病気を自分で癒せる最高の自己治療法。
●その4『〈新健康法〉ポールを使った歩行整体』
前回、「歩行整体誕生」として説明しましたが少し分かりにくかったようなので、もう一度まとめ直しました。前回分と重複する箇所もありますがご了承下さい。
(歩行療法の進化形)
このシリーズでは歩行療法によって現れる心身の変化について、
特に骨盤をはじめ骨格が自然に矯正されていくメカニズムに力点を置き説明しました。
前回はさらに効果が高く進化した歩行療法である「歩行整体」を紹介しました。
最近、両手でポールという杖を持って歩くノルディックウォーキング、
あるいはポールウォーキングといった歩行法が注目を集めています。
これらのウォーキングを歩行療法の視点から見ると、
手足を使った4つ足歩行ともとれる独特の歩行法は、
通常の2足歩行では効果が出にくい上半身に対しても
ダイレクトに効果が現れる優れた方法論だといえます。
(歩行整体で骨格を整復)
これを歩行療法にとりいれ応用して「歩行整体」を創りました。
理にかなった正しい方法で歩行整体を行えば、
からだの中で最も重要な骨格パーツの骨盤を整えることができます。
そして股関節や膝、足などの下肢、
腰椎、胸椎、頚椎などの背骨や胸郭などの体幹、
肩関節や手などの上肢など次々と周りに効果が波及していくのです。
このうち、握ったポールを押すことで効果が現れるのは、
肩や胸郭、首の骨格など2足歩行で効果が出にくかった部分です。
もちろん関連する筋力もアップします。
(歩行整体のしくみ)
歩行整体によって最初に起こる変化は、
一定時間歩くことで整復される骨盤後方の左右にある仙腸関節と、
骨盤前方の恥骨結合の正常化です。また、股関節の潤滑が改善します。
潤滑の良い関節、ここでは骨盤がスムーズに動くので、
上下や左右のブレがなくなり歩行の動きが滑らかになります。
(ゆがみの原因は)
打撲や捻挫、骨折などの外傷、一方向に偏った横座り、
足組み座りや背中を丸めた姿勢などが原因で、
骨盤の関節に、がたつきやゆがみが発生します。
そのまま歩くと、歩行時に骨盤が上下左右などにブレます。
日常、歩行に十分な時間をとり質の良い歩行をしている人は、
もし、骨盤にゆがみが発生しても、
歩行習慣によって自分でも気づかない間にゆがみを矯正してしまいます。
これは、骨盤の中に自動矯正装置が組み込まれているからです。
しかし現代は自転車、車や電車、エスカレーターなど便利な乗り物のおかげで
歩行の絶対量が減り、それにともない質の悪い歩行になりがちです。
(質の悪い歩行とは)
質の悪い歩行とは、
体重移動がスムーズにいかず、十分な歩幅が取れずに、
骨盤の矯正力を十分働かすことができない歩行のことをいいます。
絶対的な歩行量の不足は本人も運動不足と自覚しやすいのですが、
履き物の影響も大きいです。
たとえばハイヒールを履くと、
踵からつま先への体重移動がうまくいかず重心が前にいき、
姿勢が前のめりになるのでバランスをとるために背中を反らすので、
見かけの姿勢はきれいですが、じつはバランスの悪い不自然な歩行となります。
骨盤の関節もうまく機能せず、歩行による矯正力も働きません。
スリッパ型のサンダルやミュールも同じく矯正力が働かず質の悪い歩行になります。
こんな履き物では、歩けば歩くほどストレスが溜まり、
足先、ひざ、腰~首の筋肉や関節のこり、頭痛などの不調が出ます。
これでは1万歩歩いても効果ではなく逆効果となります。
(質の良い歩行とは)
一方質の良い歩行とは、
骨盤の関節や股関節が柔らかく動き、
体重移動がスムーズに運び歩幅が自然と広くなり、
下半身から体幹の各関節がしっかり潤滑する歩行のことをいいます。
歩行整体は、下半身や体幹はもとより、
手で握ったポールを使うことで、
指から肩までの上肢、頚や胸郭など上半身の各関節をも潤滑させ、
ひいては全身の関節をも整えます。
つまり、下肢を通じて骨盤から上下へ、上肢を通じて肩から上下へと
全身の各関節の潤滑を正常化していくことができます。
おまけに心肺機能や上半身の筋力も高められる理想的な歩行療法なのです。
次回は、骨格や関節以外の話に移っていきます。
--【今回のポイント】--------------
歩行整体は全身の骨格や各関節を整えることができる自力整体法である。
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***以上引用おわり************
岡田宰治(さいじ)所長は、「歩行整体」という言葉を使い、ポールを使うこの「四足歩行」は、「最良の運動療法」であり「最高の自己治療法」と高く評価、これを<新健康法>と位置づけていらっしゃいます。
ポールウォーキングにおける岡田所長のご研究「歩行整体」に、我々ノルディック・ストックウォーキング関係者は今後とも注目ですね♪
ーー<参考資料>ーーーーーーーーーー
タイプ別の肩こり図
岡田所長プロフィール
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