↓ 日本ウオーキング協会における永年にわたる粉飾決算が、露骨に隠蔽されることとなった証拠書類
★★★抜粋
社団法人
日本ウオーキング協会
平成18年度(2006年度)事
業 報 告
自/平成18年4月1日
至/平成19年3月31日
はじめに
1964年の発足以来42年目を迎えた2006年度は、待望の四国マーチングリーグが
発足して全国の全てのブロックに歩く大会のリーグが開催されました。
富山県にウオーキング協会が発足したうれしい年でした。
多くの行事当をスタートさせながら、全国各地で毎日のように行事が開催された素晴ら
しい一年でした。
事業報告項目一覧
I.ウオーキングの実践活動
A.全国大会の開催
1.日本マーチングリーグ(JML)公式大会
2.オールジャパン
ウオーキング カップ(AJWC)認定大会
3.北海道マーチングリーグ(HML)公式大会
4.東北マーチングリーグ(TML)公式大会
5.関東甲信越マーチングリーグ(KKML)公式大会
6.東海・北陸マーチングリーグ(THML)公式大会
7.近畿マーチングリーグ(KML)公式大会
8.中国マーチングリーグ(CML)公式大会
9.四国マーリングリーグ(SML)公式大会(
2007.3~)
10.九州・沖縄マーチングリーグ(KOML)公式大会
11.日本・島めぐりマーチングリーグ(島リーグ)公式大会
12.日本さくらウオーキングリーグ(さくらリーグ)公式大会
13.日本・温泉と健康ウオーキングリーグ(温泉リーグ)公式大会
14.各地における大会
B.シリーズ大会の開催
1.美しい日本の歩きたくなるみち全国ウオーク
2.第16回
青い空 青い海 四国・空海のみち全ウオーク
3.第5回九州一周浪漫ウオーク
4.第10、11、12回平成・奥の細道ウオーク
5.第6回坂東のみちウオーク
6.第2回戦国歴史ウオーク2006〈東海・北陸・近畿〉
7.大江戸落語の世界を歩く
8.みずウオーク2006
9.第6回伊能ウオーク番外・能登半島一周ウオーク
10.長寿社会を謳歌しよう!
健康日本21・東京 今昔物語ウオーク
11.全日本歩測大会2006(7会場)
12.蓼科歩高楼での楽しいウオーキング教室(トレッキング研修)&リース教室
13.里山あるき2006
14.若山牧水「幾山河
・・・」
朗詠百周年記念ウオーク2007
C.キャンペーンウオークの開催
1.6月
第10回全国一斉アルコロジー月間
2.10月
第25回全国一斉自然歩道を歩こう月間
=全国一斉・歩きたくなるみちを歩こう大会2006=
3.みどりの日記念ウオーク(新宿御苑みどりフェスタ2006)
4.三宅島復興祈念ウオーク
5.さくら愛護植樹100万本運動ウオーク
6.健康日本21推進ウオーク
7.子どもと歩こう!ウオーク
8.年輪ウオーク
9.クリーンウオーク
10.ユニセフラブウオーク
11.あしながPウオーク10
12.ピンクリボンスマイルウオーク
13.ブルーリボンキャンペーン
14.インドネシア中部ジャワ地震復興祈念チャリティーウオーク
D.歩く市民外交・国際ウオーキング大会の開催と参加
1.国際マーチングリーグ(IML)公式大会
2.国際市民スポーツ連盟(IVV)公認大会
3.東亜フラワーマーチングリーグ(東亜花リーグ)公式大会
4.東アジアウオーキングフェスティバル(EAWF)公式大会
5.国際ウオーキングデー(5月4日)
6.歩く市民外交の展開
7.第2次中国大陸歴史探訪10ヶ年ウオーク(3年目)
8.万里の長城10ヶ年ウオーク
9.国際ピースウオークの準備
=北朝鮮・開城霊通寺落慶法要訪朝団への参画=
10.国際ウオーキング組織との連携
II.ウオーキングの普及活動
A.加盟団体組織の強化と連携・協調
B.歩行文化研究所の活動
C.ウオーキング医科学研究所の設立
D.ウオーキングの正しい普及及び指導者の育成事業
E.ウオーキング推進環境の整備
F.各種団体・機関の事務局としての諸活動
G.諸会議の開催
H.国、自治体及び他団体との連携・連絡
★★★上記は事業報告の目次、各項目詳細は割愛★★★
E.ウオーキング推進環境の整備
1.健康日本21のウオーキングによる推進
2.体協入りを目指して
3.ウオーキング指導員講習会と研修会
4.伊能ウオークと伊能フェスタ(2009-2010)
5.ウオーキング運動総合5ヶ年計画策定のための検討表
6.大阪・梅田の「健康生活サポートセンター」を全国各地に!!
7.ウオーキングステーションの増設
8.ウオーキング月刊誌の準備(
「あるけあるけ新聞」の雑誌化)
9.傷害保険福祉制度の拡充
10.第三次組織拡充三ヶ年計画の準備
11.新会社「マインドウオーキングホー
ルディングス株式会社(仮称)」の発足支援
12.ウオーキングマイスター制度の準備
H.国、自治体及び他団体との連携、連絡(2006)
団体名
役職 氏名 JWA
役職
日本マーチングリーグ
会長 岡野 ・春 会長
〃
常務理事 木谷 道宣 専務理事
〃
事務局長 甲斐根将志 総務部長
日本市民スポーツ連盟
会長 宮下 充正 名誉会長
〃
常務理事 木谷 道宣 専務理事
〃
事務局長 甲斐根将志 総務部長
(財)日本ユースホステル協会
監事 木谷 道宣 専務理事
〃
評議員 渡部 恵 常務理事
健康日本21推進国民会議
委員 岡野 ・春 会長
健康日本21推進全国連絡協議会
幹事・企画委員 木谷 道宣 専務理事
健康フォーラム
理事 岡野 ・春 会長
ユニセフ・ラブウオーク協議会
副会長 岡野 ・春 会長
〃
理事 木谷 道宣 専務理事
北海道自然歩道検討委員会
委員 岡野 ・春 会長
(財)日本レクリエーション協会
顧問 吉田 正志 評議委員会会長
〃
理事 岡野 ・春 会長
〃
評議員 木谷 道宣 専務理事
(財)国立公園協会
理事 岡野 ・春 会長
(財)自然公園財団
評議員 木谷 道宣 専務理事
(財)修養団
理事 吉田 正志 評議委員会会長
(社)中央青少年団体連絡協議会
理事 小久保茂昭 常務理事
(財)日本健康スポーツ連盟
評議員 木谷 道宣 専務理事
(財)東洋医学国際研究財団
評議員 渡部 恵 常務理事
ワールドゲームズ協会
評議員 吉田 正志 評議委員会会長
(財)日本さくらの会
評議員 木谷 道宣 専務理事
ウオーキング推進団体連絡協議会
委員 岡野 ・春 会長
〃
委員 木谷 道宣 専務理事
日本ウオーキング学会
会長 宮下 充正 名誉会長
〃
諮問委員
〃
〃 村山 友宏 副会長
〃
〃 木谷 道宣 専務理事
伊能図(米国)展実行委員会
委員 岡野 ・春 会長
〃
幹事 木谷 道宣 専務理事
野外活動連絡協議会
理事 小久保 茂昭 常務理事
青少年国民会議
評議員 小久保 茂昭 常務理事
以上
★★★
ここで突然以下「資料」がこの事業報告書に添付される。内容はこれまでの方針とまったく異なる部外者の意見である。これまでの基本路線と真逆で驚愕させられる路線の大変更である。これは事態の深刻さにあせった厚生労働省・総務省の強烈な行政指導が反映されたと考えられる。それでなくてはこの予算が認められるわけがないし、日本ウオーキング協会において勝手に決定できる金額でもない。痺れを切らした本省の担当者による「行政指導」の実態、それを垣間見た文書である。
★★★
事業報告
資料
健康日本21のウオーキングによる推進2006
健康日本21が掲げるウオーキングに関する数値目標が、中間報告において、目標値はもとよ
り、その設定時より下廻ったことに対し、日本ウオーキング協会としては、2010年までに全国的に
目標値を達成するべく、水前寺清子理事・健康日本21推進ウオーキング実行委員長を中心
に、明るく楽しいウオーキングのより一層の普及啓発運動をすすめる。
1.ウオーキング医科学研究所の設立
ウオーキングの国民運動化のための科学的、学術的研究を深める中心機関として「ウオーキン
グ医科学研究所」を設立する。
2.ウオーキング指導員認定講習会の開催とウオーキング指導関係者の受講
JWAの公認指導員認定制度を改め、全国でウオーキング指導員講習会を開催し、全国のウ
オーキング始動の関係者(例えば、医師、保健士、栄養士、看護士、健康対策担当者、体育
指導員、小中学校の先生方等)の方々の受講をすすめ、地域の指導者を充実する。
3.公認ウオーキング指導員による全国におけるウオーキング教室の開催
JWAの公認ウオーキング指導員が2人1組で、全国の全市区町村において、駅前あるいは役
所(役場)の前等の公園において、1日2~3時間のウオーキング教室を開催することを常態化
し、全ての市民が近所の寝たきりになりそうな人を誘って参加できるように尽力する。
協力いただける市区町村には、公認指導員1名につき1回3,000円の謝礼の予算化を依頼す
る。(国から市町村への550億円の地方交付税からの充当を依頼)
4.全国に「ウオーキングステーション」の設定
国際市民スポーツ連盟(IVV)のすすめる通年ウオーキング基地(イヤーラウンドウオーキングコ
ース)設定規定に基づき、全国の社会保険病院、主要病院の健康管理センターや全国の「道
の駅」、コンビニ、ファミリーレストラン、ビジネスホテル及び「美しい日本の歩きたくなるみち500選」
コース添い施設等に設定の輪を拡げる。
5.「80・20は5キロウオークから」キャンペーンの展開
本来、人間には誰でも80歳になっても20キロ歩ける能力が備わっているといわれている。しか
し、60歳で定年になってから、それまで運動不足だった人や、肥満気味の人が急にウオーキング
を始めると、膝に負担がかかって、障害を引き起こしやすく、多くの人がかえって歩けなくなってしまう実例がある。
(年間90万人の人が変形性膝関節症になり、同患者総数は1000万人以上にのぼるとのデータ)
そこでJWAでは、ともすればウオーキング大会やイベントに参加して、20キロ、30キロの長い距離にいきなり挑戦するのではなく、「まず一日5キロ、8000歩~1万歩歩くことから始めまよう!」とのキャンペーンを行い、誰もが膝を痛めることなく、充分に鍛えてからウオーキングを楽しみ、みんなで80歳になっても20キロを元気に歩けることを目指す。
以上
★★★ウエルネスウォーカーの寸評★★★
日本ウオーキング協会が健康日本21から敗退を決定したこの年をもって信用低下が著しくなる。
全国の会員には無報酬ボランティアを求めながらも年会費を集めまた各イベントの参加費をはじめさまざまな企画で国民各層から供出金を集めた。
一方、三代目会長江橋慎四郎会長から引き継ぎ会長を輩出した朝日新聞社、また共同通信社などマスメディアを使った無料記事にて国民各層を集め、全国の市町村・都道府県自治体のネットワークを無料で利用した。
さらには全国都道府県のウオーキング協会の実務肩代わりによって、ほとんどの企画が実施されてきたのが、日本ウオーキング協会の実態スキームである。
粉飾決算せざるを得なかった使途不明金の中心は、特定幹部に対するさまざまな形による隠された「報酬」ではなかったのか? IVVなどの活動で諸外国にも外遊の宮下充正会長は、以前から全日本ノルディック・ウオーク連盟会長を兼務するが、この連盟の会計報告も一切公開されることが無く信用度ゼロである。高額な資格制度金の行き先はまったくのブラックボックスとなっている。
この間一貫して両組織の指導者的立場であった宮下充正会長の自浄能力は酷く嘆かわしい事態が続いている。現在、ウオーキング指導者資格認定制度によって、財政的挽回を図る戦術であるが、そもそも市民リクレーションであるウオーキングおよびノルディックウオークなどに、高額な資格認定制度を設けることそれ自体が滑稽でありお笑いものの企画である。
看板娘であった水前寺清子さんは既に辞め、多額の寄付金を納めてきたミズノ&ムーンスターも既に手を引きました。ですからもってして自らがクリーンであるという証明に、全国都道府県ウォーキング協会は連携し、多大な信用低下と損害を与えた本部組織を告訴する必要があるのではないでしょうか。背任横領した金額は都道府県ウォーキング協会に返済されるべきでありましょう。
而して今後の信用回復の展望はまったく開けず、国民の期待は低下する一方で事態は悪化するばかりである。監督省庁である厚生労働省、環境省、そして文部省、総務省、国土交通省の関係省庁は、遅すぎるといえども当局による捜査を即刻実施し、なによりも粉飾決算の真実と事態を調査し、責任を持って事態の収集に乗り出すべきではないだろうか。
-ウエルネスウォーカー
記-
★★★★★